PLENUS卒業生の聖光学院中3年生のT君が、川崎市しんゆり映画祭のジュニアワークショップの
映画監督を務めたというので、昨日、鑑賞に行きました。
その作品は、中学生の日常にある微妙なずれを扱った「スイッチ」というタイトルで、非常に繊細でよ
くできていて、とても中学生たちの手によるものとは思えない(しかしその視点は中学生でしか持ち
得ない)出来ばえでした。
新百合ケ丘にある映画学校の先生や学生、それに地域のボランティアの方々がバックアップしてい
るのですが、あくまでも主体は中学生で、この夏休みの大半を使って、脚本から撮影、そして出演と
一人何役もこなしながらつくったとのことです。本編上映後にはメイキングビデオまでも用意されてい
て、とても楽しく拝見しました。
彼の広い視野と、深い洞察力、そしてスタッフをまとめるリーダーシップとマネージメント力がいかん
なく発揮されていて、映画学校の校長先生もこの映画に対して高い評価をされていました。
「しんゆり映画祭」のホームページに、彼と指導講師の方の対談が掲載されているのですが、彼らし
さがよく出ているので、ご覧になってください。 (http://www.siff.jp/jw2009/)
ちなみにもう一人、浅野中のK君も友情出演ということでエキストラで出ていました。
上映後、舞台上で映画について語るT君です。