2024年の東大の学校別合格者数がメディアで
発表されました。
例年、サンデー毎日と週刊朝日が掲載していま
したが、週刊朝日が廃刊になったため、今年は
アエラで発表しています。
東大ばかりが難関大ではないのは重々承知して
いますが、東大の合格実績の変化が、私立中の
人気に与える影響はかなり大きいのが現状です。
※まるつき数字は全国順位・3年間の合格者の
推移・現役合格率・卒業生数の順
①開成 193→148→149名 29.1% 402名
②聖光 91→78→97名 37.1% 229名
③灘 92→86→94名 32.6% 218名
⑥桜蔭 77→72→63名 20.6% 225名
⑧麻布 64→79→54名 12.8% 298名
⑨海城 57→43→49名 13.3% 316名
➉栄光 58→46→47名 20.2% 183名
⑪浅野 36→43→45名 14.5% 256名
⑬駒東 60→72→43名 15.9% 227名
⑬渋渋 38→40→43名 18.6% 194名
⑬早稲田 29→39→43名 10.5% 305名
合格者数では開成が相変わらず1位ですが卒業
生が402名と断トツに多く、183名の栄光学園の
2.2倍います。
「数」より「率」の方が本質を表します。
東大合格実績に関しては、現役合格率№1の聖
光が日本1と言っていいと思います。
麻布・駒東が凋落し、栄光・海城・浅野・渋渋
・早稲田が堅調です。
2025年の中学入試では、堅調な5校は確実に上
昇傾向になると思います。
また女子校では
洗足 20→22→15名 5.9% 238名
鷗友 9→3→13名 5.1% 236名
となり、鷗友の人気が出そうです。
桐光学園は昨年0名→5名と大きく増えました。
この時点で筑駒・フェリス・雙葉は掲載されてい
ません。また昨年27名だった女子学院が2名とな
っていますが、真偽のほどはわかりません。
「多様化」の時代で、「御三家」ばかりが難関校
ではありません。
中学受験界隈は上記の数字に影響されますが、こ
のブログを読んでいる方は「東大合格者数の変化」
にとらわれない賢明な学校選択をしていただきた
いなと思います。
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