筑波大付属駒場中

2023/10/21

通称「つくこま」。

1978年までは「教育大付属駒場」だったので、

「きょうこま」と呼ばれていました。

2月3日入試の国立校で首都圏最難関の中学で

す。1日に麻布・開成・駒場東邦・武蔵、2日

に栄光・聖光等の超難関進学校に合格する力

を持った受験生たちがしのぎを削る受験です。

同校の入試には、他の私立校にはない3つの

特徴があります。

まずは1次試験が1月中旬にあること。

この1次試験とは「抽選」です。

定員(120名)の約8倍を超えたら抽選を行

います。この3年間、応募者が2021年677名、

2022年576名、2023年627名と推移している

ように、ここしばらくは「抽選」が行われて

いませんが、今から30年ほど前は毎年1500名

ほどが応募したので、かなりの数の受験生が

筆記試験を受けることができませんでした。

もう1点が、配点が算数・国語・理科・社会

各100点に小学校からの報告書を点数化して

100点とし、合計500点満点で合否を決めるこ

とです。

どのように点数化するかは公表されていませ

んが、特に算国理社以外の教化の比重が高い

のではないか等の憶測が巷では飛び交ってい

るようです。つまり受験勉強だけできていて

もダメで、小学校の先生から高い評価を得る

ような取り組みと振る舞いが必要だというこ

とです。私の小学校・中学校の同級生が中学

受験、高校受験で合格して進学しましたが、

確かに二人とも自他共に認めるいわゆる「優

等生」でした。

ここ3年間の合格者は131名、129名、128名

と定員プラスわずか10名程しか出していませ

んが、10名程度の繰り上がり合格もあるよう

です。

3日校であるにも関わらず、上記のように定員

をわずかに上回る数しか合格者を出さないこ

とからもわかるように、合格した人の大半が

入学します。

そしてもう一つが「通学指定区域」があること。

この区域が2024年から拡大されます。

埼玉9市(上尾・さいたま・志木・草加・所沢

・富士見・ふじみ野・三郷・八潮)、千葉3市

(習志野・船橋・松戸)、神奈川4市(厚木・

海老名・座間・横浜の泉区・戸塚区・港南区・

南区)が新たに加わります。

かなり広範囲になりますが、そうなると例え

ば今までなら渋幕や栄光・聖光に進学してい

た層が筑駒に入学するようになり、他の難関

校の合格状況に影響がでることが想定されま

す。

PLENUSでは、今まで9名が合格しています

が2名は他校に進みました。

1人は駒場東邦、もう一人は開成です。

他に補欠合格(繰り上がり候補)だった塾生

が数人います。

学校が受験勉強をしっかりさせるというので

はなく、非常に高い意識と学力を持った生徒

が互いに刺激しあいながら自発的に学習に取

り組む雰囲気で、立地から駅の北側にある大

学を目指すのが自然のようです。

筑駒

 

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