晃華は「汚れなきマリア修道会」がカトリック精神に基
づいて運営する学校です。
1学年の人数は140人程度(中学からの入学者は110人)
とかなり少人数で運営されているのが特徴で、生真面目
な校風ですが、活発な生徒は多いようです。
理科系の環境は充実していて、それぞれの実験教室が整
備されています。授業見学した時は、IPADを使った地学
の授業が行われていました。高3では約半数が理科系を
選択しています。
また英語教育にも力を入れていて、ネイティブスピーカ
ーの先生が5人もいます。1学年の人数を考えればかな
り多い方だと思います。
図書情報センターは屋根が高く開放的で、パソコンコー
ナーや自習室も併設されています。
授業の合間に高3生が黙々と自分の課題に取り組んでい
ました。
グランドはそれなりにありますが、主に小学生が使い、
中高生の授業は体育館を使う場合が多いようです。
プールはありませんが、最近はプールのある学校を敬
遠する女子が多いので、かえって歓迎されるかもしれ
ません。
今年の大学実績は、東大4、一橋大4、東京外語大3、
早大26、慶大20、上智大23と、分母と入学時の偏差値
を考えればかなり高い成果だったといえるでしょう。
学校も「出口に自信あり」とうたっています。
今年卒業した生徒は晃華が2月1日に入試を実施した一
期生です。かつては2日、3日がメインの入試を実施し
ていましたが、その頃に比べて満足して入学してきた生
徒が多く、入学後の学校生活も積極的に送ることができ
たことが大学実績につながっていると話していました。
以前の晃華は偏差値60以上で、女子学院・雙葉・フェリ
ス等の超難関校の併願校という位置づけでした。
その後、鷗友、吉祥女子がのびてくるとともに受験生が
分散し、相対的なポジションが低下するようになりまし
た。京王線のつつじヶ丘から路線バスという立地も影
響したかもしれません。
今は国領や武蔵境からスクールバスが出ていますので、
様々な地域から通いやすくなっています。
2018年は1日、3日に入試を行いましたが、実質倍率
は1.2倍程度で、そのため結果偏差値は1日で52、3日
で50とかなり入りやすくなりました。
そこで2019年より午後入試を実施します。
募集人数を1日は70名⇨50名、2日は40名⇨30名とし、
新たに1日の午後に30名を募集します。晃華としては
第一志望者の集まる「1日」を大切に考え、そのうえで
レベルアップをはかったスタイルとのことです。
PLENUSからは、鷗友のレベルアップとともに乗り換
えの多い晃華を受験する塾生が減りましたが、2009年に2
名が入学してから4年連続で2名ずつ入りました。
その後、受験する塾生はそれなりにいましたが、入学する
塾生は途絶えています。
晃華に進んだPLENUS卒業生たちは異口同音、この学校に
進学してよかった、という感想をもっています。
キレイで設備の整った校舎で、理科系教育にも十分に対応
して大学進学実績が高く、少人数でアットホームは雰囲気
の晃華は、前よりも入りやすくなった点で、もっと注目を
集めていい学校だと思います。
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