2022/05/26
日本学園は1885年設立で、内閣総理大臣だった
吉田茂や、画家の横山大観、作家の永井荷風を
輩出した伝統ある男子校です。
同校が2026年に明治大学の系属校になることが
昨年発表され、受験界で大きな話題になってい
ます。
今回はその「明大付属化」をメインにした説明
会に参加してきました。
現在小学6年生が高校生になる時から明大付属
世田谷となって共学化し、その生徒が大学に進
学する時に推薦で明治大学に入学することにな
ります。
大学と結んだ協定は次の通りです。
①2026年4月1から日本学園を明治大学の系列
校とする。
②学校名を明治大学付属世田谷中高とする。
③系列校化と同時に共学校とする。
④明治大学への推薦入試による受け入れは2029
年からとする。
このことで卒業生の約70%以上が明治大学へ
推薦入学できる体制を構築することを目指して
いくと説明していました。
この点について、説明会の後に個別に教頭先生
にうかがったところ、「70%以上の推薦」とい
う数字は確約されているとのことでした。
系列化後は「付属校」として明大を目指す学校
になりますが、他大学進学を目指す生徒には、
その対応もしていくそうです。
今のところ、同校の偏差値は日能研のもので35
とかなり低いですが、今後、ある程度上昇して
いくことが予想されます。
2023年の中学入試は、「男子校の日本学園」と
して行われます。
2月1日 70名
2月4日 30名
2月5日 20名
の3回募集で、2科・4科選択入試です。
「午後受験」がないこと、新タイプ入試を採用
していないことは、このポジションの学校とし
ては異例です。
学校があるのは明大前駅から徒歩5分。
明大和泉キャンパス至近のまさにお膝元で、
「都心の6大学付属の共学校」は慶應中等部
以外になく、かなり魅力的です。
教頭先生が私に断言した「2029年に明大推薦
率70%以上」が本当に実現することを期待し
ています。

コメント(0)
このエントリーのトラックバック
https://www.plenus.org/blog/7290.html/trackback