栄光学園

2009/07/10

あの神奈川最難関校の栄光学園が、校長交代にともなう方針の説明をするために塾対象説明会を

開催しました。小雨が舞うジットリとした梅雨空のもと、「栄光坂」と呼ばれる急な坂道をゆっくり20分

程かけてのぼると、到着する頃には汗だくになってしまいました。

同校はカトリックのイエズス会が運営する学校ですが、司祭ではない教員が校長に就任するのは初

めてです。交代後も栄光学園としての方向は変わらないのですが、そのプロセスにおいては社会情

勢の変化に対応して新しいことも行っていくとのことでした。

同校の教育目標は、キリスト教的価値観をもとに「自分の力を他者のために使える人間」を育て、ま

た「自学自習の精神」を涵養することにあります。これに新しくフランス語の「NOBLESSE OBLIGE

(ノブレスオブリージュ・多くを与えられた者の使命)」を加え、学力や才能、家庭環境に恵まれている

栄光生は、他者に還元する使命をもつと、校長先生は話していました。

もともと頭の回転がよく、そのうえでコツコツと地道に努力し、自発的に高いレベルでの工夫ができる

人が栄光の求める人物像です。

ある程度予想はしていましたが、大学進学に関する話しは一切なし。これは同校の自信の表れだ

と思います。ただ、「Q&A」をまとめたプリントに「各学年、現役浪人を含めて一番進学人数の多い

のは東京大学です」と、さりげなく書いてありましたが。

PLENUSの卒業生では、昨年の折込広告に出てくれた東大アイスホッケー部から商社に就職し

たK君をはじめ、優等生的な人物の多い栄光生の中ではかなり元気のよい面々が頭に浮かびま

す。彼らも小学校時代はよく努力をしました。

少なくても、注意されなければ勉強しないような人には栄光は向いてないですね。

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