日大藤沢中

2020/09/13

緊急事態宣言が発令されて以来、リモートによ

る塾対象説明会は何校か聞きましたが、実際に

学校に行っての説明会は初めてになります。

小田急線の六会日大前駅から、日大生物資源科

学部のキャンパスを通り抜けて徒歩10分で日大

藤沢中の校門に到着します。

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日大系列の学校には「日大〇〇」「〇〇日大」

それに「日大第一」「日大第二」「日大第三」

と数字がつく学校の3通りがありますが、「日

大〇〇」は直系の付属校です。

中学が開校してから12年がたちましたが、2021

年より日大初の小学校である日大藤沢小からの

進学者が入学してきます。

それに伴い、中学の募集定員は120名から60名に

「半減」することになりました。

日大直系の付属校ですが、日大への進学率は45

%程度で、学校としては他大学への進学を積極

的に後押しをしています。

そのため、高校から「特進クラス」(12クラス

中3クラス)が設定され、中学からの「内進生」

は中3の3月に実施される選抜テストを経て約

70%が特進クラスに進みます。

同校は特に運動系の施設が充実しています。

硬式野球場の他に軟式野球場もあり、さらに、

1200席を有する400メートルトラックのある広

いグラウンドも設置されています。

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これらを見て、この学校で運動系の部活に入り

たいと思う人が多いのではないかと思いますが、

高校からはサッカー部、野球部をはじめとして

スポーツ推薦でレベルの高い選手が入学してく

るので、内進生が高校で試合に出る道は険しい

とのことでした。

また、グラウンドの横には同じキャンパスにあ

る日大生物資源科学部の広大な農場があり、中

学生は、大学スタッフの指導のもとフィールド

ワークとして農業体験や食品加工実習を受ける

ことができます。

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さらに高校1年生の時には、高大連携教育とし

て日大の7つの学部で授業体験もでき、付属校

としての利点を活用している点が他校には見ら

れない特色です。

定員減少にともない、当然「難化」が予想され

ますが、募集定員が少なくなると受験生も減る

ので、どの程度のレベルアップになるかは今後

の情勢しだいです。

2020年中学入試での倍率は、第1回で男子2.9

倍、女子1.6倍、第2回で男子4.6倍、女子2.5

倍と男子の方がかなり高めでした。

問題は比較的平易なため、特に男子は、ミスを

極力なくし「1点」を大事にする姿勢が、今後

更に問われることになると思います。

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