香蘭女学校中

2018/06/07

香蘭では、毎朝、生徒が講堂に集まり、お祈りをしてから

一日が始まりますが、塾対象の説明会も同様にスタートし

ました。

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立教と同じ宗派ですが、立教はアメリカ、香蘭はイギリス

の教会が作った学校で、今年で設立130周年をむかえます。

中高一貫校のメリットを活かして、高3生が中1生の面倒

をみる「ビッグシスター制度」が設けられて、伝統が継承

されています。

教科では特に英語に力を入れていて、他の立教の付属校生

よりも立教大学に進学した後は、TOEICや英検等のスコア

がよい、ということを強調していました。

その英語力と国際感覚を磨くために、中長期の「国際交流」

のプログラムを用意するとともに、華道や茶道等の日本の

「伝統文化」を学ぶ機会も大切にしています。

募集人数は160名ですが、43名×4クラス=172名を学校運

営の基本としていて、そのうち80名が立教大学に推薦で入

学し、約20名が他大学への推薦入学、残りの約70名が他大

学を受験します。2018年は早稲田大学に6名、慶應大学に2

名が入学し、卒業生168名中、浪人はわずか8名でした。

一人一人の希望を尊重し、多様な選択をサポートしていく

のが同校の進路指導の基本方針です。

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同校はこれまで2月1日に1回のみ試験で、面接があり、

合格発表は翌日というスタイルをとってきましたが、

これは超難関校以外では唯一です。

そのため、第一志望者が多いというのが特徴で、大半が入

試結果に満足して入学します。入学後は、そのような生徒

たちに接しながら、穏やかで統制のとれた自由な校風のも

と、多感な中高6年間をのびのびと過ごしていきます。

2015年には390名だった応募者が、2016年に308名、2017

年に317名と減少。しかし2018年入試では、付属校人気も

あって一転して404名と大きく増加しました。

ここ数年の状況を考慮して、ついに香蘭も、2019年入試

から「2次試験」を実施することにしました。

2月1日の定員は160名⇨100名になり面接を廃止。合格

発表は当日の夜に行います。

そして2月2日に新たに60名を募集。

なんだか普通の学校のようで「香蘭」らしくないですね。

ただ、入学金の払込締切がそれぞれの試験の「翌日」で

ある点に、香蘭のプライドを感じます。

東急池上線・大井町線の旗の台駅から徒歩5分。

都心に近い立地にしては緑の多いキャンパスです。

以前は二子玉川で乗り換えが必要でしたが、今は旗の

台から溝ノ口まで直行なので、溝ノ口、登戸と2回乗

り換えて玉川学園前までちょうど1時間。

一考の価値がある学校です。

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