カナダのケベック州(フランス語が公用語)の
修道会が作ったカトリックの学校です。
「カリタス」はラテン語で「愛」を意味します。
他者を思いやる心を育むことを大切にしていて、
奉仕活動に力を入れています。
落ち着いた環境で羽目を外すような生徒はあま
り見られず、パンフレットにも乱れた服装はご
法度と掲載されています。
小学校から高校まで併設されていて、中高は一
学年約190人(中学入学者が6割)と先生の目
が行き届く人数です。
放課後講習を1講座1000円で設け、卒業生が
チューターを務める自習室が19時まで利用でき
るので予備校に通う生徒は少ないようです。
2023年大学入試では東大・京大をはじめ国公
立大に15名、早慶上智に65名、MARCHに92名
が合格。特に上智大へはカトリックの推薦で13
名が進学しました。
伝統的にフランス語教育を行っていますが、英
語も含めて語学教育に力をいれています。また、
在学中に一度は海外に行く研修プログラムがあ
ります。
かつてカリタスは入試科目が算数・国語・理科
の3科目だったのですが、このことからもわか
るように理数教育にも熱心です。多摩川フロン
トという立地を生かした生物の実習もよく行っ
て、校内の展示も独特です。
ここ2年、受験生が568名⇒702名⇒833名と大
きく増加しています。入試広報部長の先生にう
かがうと、校長先生が自ら学校のセールスポイ
ントを具体的に説明するようにし、さらに生徒
にも協力してもらって広報活動をしたことで、
カリタスに興味をもってくださる受験生が増え
たのではないかとおっしゃっていました。
一般入試は4回。
2月1日の午前と午後、2日の午後、3日の
午前です。2日の午後は国語+算数か理科の2
科目受験と、ここでも「理科重視」の特徴が
見られます。
落ち着いた環境、少人数の手厚い指導、フラ
ンス語学習、理科教育、とカリタスとしては
以前から行っていることですが、今の受験生
のニーズに合致してきて注目を集めているの
ではないかと思います。
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