創立131年を迎えた名門校です。
母娘はもちろん、祖母、曾祖母も同窓生というご家庭
もめずらしくないのではないかと思います。
伊藤博文を委員長とする「女子教育奨励会」が設立し
た学校で、5代館長は次期一万円札の肖像画に選ばれ
た渋沢栄一が務めました。
その経緯から「国際性をそなえた知性と気品のある女
性の育成」をかかげ、設立当初から国際性と英語教育
を重視した学校運営を行っています。
今ではめずらしくない「国際学級」を、他校に先がけ
て2004年に設置しました。
この国際学級は、帰国入試で合格した生徒と2月2日
午後にある国際学級希望の一般入試を通った生徒で構
成されています。英語を学ぶだけではなく、英語で学
習し、多様な国際社会で活躍する人材を育てることを
目的としています。ここのところ、この国際学級の卒
業生の半数近くは早慶上智ICU等の難関大学に進学し
ています。
一般のコースでも、頻繁に面談を行ったり、200以上
もの選択講座を設けたりして、きめ細かいサポートを
こころがけています。その指導が功を奏して大学進学
実績は好調で、2019年は、東大に3名をはじめ早大に
19名、慶大に33名、上智大に23名が合格しました。
以前は算国の2科目入試で、女子の2科目受験では最
難関だった青山学院(共学校)に次ぐポジションでし
た。当時は面接試験も行われ、面接を大変重視してい
るのではないかと考えられていましたが、今は実施し
ていません。
入試は、2月1日の午前・午後、2日の午後、3日の
午前と4回行われます。合格率は午前入試が3~4倍、
午後入試が2倍前後のため午後入試のほうが入りやす
そうに見えますが、午前と午後では受験者層が異なり、
また午前入試の方が問題も少しやさしめに設定されて
いることもあり、午前の方が入りやすいようです。
女学館といえば、清楚な白いセーラー服と青いリボン。
この制服は受験生や在校生に人気のアイテムです。
※残念ながら校内の撮影は許可されませんでした。