JR横浜線の橋本駅からバスで25分。
橋を渡った所に緑に囲まれた校地があります。
1987年に中学校が開校し、昨年30周年を迎えました。
当時はまだパソコンがなく、「ワープロ」(小学生は
知らないだろうなぁ)で穎明館の「穎(えい)」の字
を探すのが大変だったことを覚えています。
「穎」は稲の穂先など尖ったもの、シャープ、聡明と
いう意味を持つ言葉だそうです。
穎明館の字の3字のローマ字EMKは、
EはEXPERIENCE(経験)
MはMORALITY(道徳)
KはKNOWLEDGE(知識)
を表す同校の教育の柱です。
また、昨今どこの学校でも語られますが「GLOBA
L」には特に力を入れていて、高校1年生で全員が
2週間、アメリカ・カナダでの語学研修に参加し
ます。また希望者にはイギリスのイートンサマー
スクール(他に巣鴨・学習院女子・桐光のみが参
加)のプログラムも用意されています。
さらに高校1年生には第二外国語として中国語・
フランス語に親しむ機会もあります。
大学受験指導では、いわゆるMARCHで満足させ
ないように目標を持たせ、校内で様々な講習を実
施しているため、予備校に通う割合は高1で5%、
高2で13%、高3で28%とかなり低めです。
理系志望者が50~60%で、開校時より医学系の学
部を目指す生徒が多いそうです。
2019年からアドバンスクラスを設置し、予備校と
の連携を視野に入れた放課後の学習システムを導
入することを検討中です。
都立中高一貫校や桐朋の影響でここのところ応募
者が減少傾向で、偏差値も以前より低くなりまし
た。そこで第一希望者、他の私立や都立との併願
者、帰国生など幅広く受験生を集めようと、2019
年からはインターナショナル入試や2月2日の午後
入試を導入し、入学手続き締切も都立校の合格発
表日の9日まで延ばすことにします。
PLENUS生のが通学するには町田・橋本経由
で玉川学園前から校門までドアトゥドアで1時間。
高尾の山間部にあることから「遠い」イメージで
すが、所要時間は意外に短く感じるかもしれませ
ん。
スクールランチと呼ぶ「給食」を選択できるのが
特色で、今回はぜひ試食をしてくださいと言われ、
いただくことにしました。ご飯の大盛は無料でお
願いできるそうです。デザートまでついてますが
1食あたり600円。給食としては少し高めな価格
に感じますが、働くお母さんには魅力的ではある
と思います。
2018年はK君とW君が入学。
今回訪れた時は中1のクラスを見学することが
でき、K君は休み時間、一人教室に残って自習
していて少し話すことができました。
W君には会えませんでしたが、彼は「虫」が大
好きで、同校の緑に囲まれた環境と生物部にひ
かれて入学を決めました。
1学年約180名の少人数で、以前は女子の割合
が約25%と少なかったのですが、ここのところ
約40%まで増えてきています。
不便な立地もあり応募者が減少傾向にあることは
否めないと思いますが、その立地だからこその
恵まれた自然環境と運動施設が同校にはありま
す。温水プールは一年中稼働し、訪れた時は
男子の水泳授業を行っていました。
手厚い少人数制の指導、男女共学、素晴らしい環
境と設備、そして給食。
まずは高尾まで出向いてみませんか?