JR横浜線の橋本駅からバスで25分。
橋を渡った所に校地があります。
堀越学園が運営する進学校として1987年に中学校
が開校しました。
「穎」は稲の穂先など尖ったもの、シャープ、聡
明という意味を持つ言葉だそうです。
穎明館の字の3字のローマ字EMKは、
EはEXPERIENCE(経験)
MはMORALITY(道徳)
KはKNOWLEDGE(知識)
を表す同校の教育の柱です。
また、昨今どこの学校でも語られる「GLOBAL」
については、高校1年生の全員が2週間、アメ
リカ・カナダでの体験研修に参加します。また
希望者にはイギリスのイートンサマースクール
のプログラムも用意されています。
同校ならではの生徒サポートシステムである「
EMK未来プロジェクト」の一環として、中学1
年生・2年生の全員が対象の「EMK未来サポー
ト」と呼ぶ放課後学習支援システムがあります。
無窮館という図書館内に自習室を設け、生徒は、
朝、昼休み、放課後に自習をしたり、小テスト
を受けたりしています。学習面において、大変
充実した支援を受けられるのが同校の特長です。
穎明館は高尾郊外の緑豊かな環境にあります。
人工芝がはられた400メートルトラックを有する
運動場で体を動かすのは気持ちいいでしょうね。
生物や植物を観察するのにも適していて、生物
部を目当てに入学したPLENUS生もいました。
温水プールも一年中稼働しています。
スクールランチと呼ぶ「給食」を選択できるのが
特色で、ぜひ試食をしてくださいと言われ、いた
だくことにしました。「みそカツ丼」、美味しかっ
たです。ご飯の大盛は無料でお願いできます。
年額143000円で、生徒の4分の3が利用していま
す。
2024年の大学入試では初めて東大への推薦合格
者が出ました。高い目的意識を持った女子生徒
で予備校には通わなかったそうです。
国公立大に14%、早慶上智大に6%、MARCH理
科大に15%が進学しました。
今年、同校に入学したTさんは、当初は桐蔭学園
を志望していました。中高生活を送るイメージを
聞いて、私が穎明館という学校もあるよと提案す
ると、親子とも存在すら知りませんでしたが、実
際に行ってみたら本人が大変気に入りました。
目標が定まったTさんは、その後学力を伸ばして
穎明館に合格。さらに桐蔭にも合格し、迷うかな
と思いましたが、本人はまっすぐに穎明館を選択。
入学後は成績もよく、陸上部に入って楽しいスク
ールライフを送っています。
「遠い」とハナから敬遠してしまう方もいらっし
ゃいますが、説明会当日は12時50分発のスクール
バスで橋本に出て、町田を経由して玉川学園前に
着いたのが13時47分。1時間以内でした。行く時
は、バスとの接続しだいでもう少し時間がかかる
こともあると思います。
手厚い少人数制の指導、男女共学、素晴らしい環
境と設備、そして給食。
知名度は高くないですが、価値は高い学校だと思
います。まずは高尾まで出向いてみませんか?