今回は、少し変わったタイプの学校の紹介です。
この学校を希望する受験生は、絵心があり、それを生かした未来図をえがくことが
共通点です。とにかく描く(「書く」ではなく)ことが好きで、暇さえあれば何か描いて
いるような生徒が、在校生に多いとのことでした。
中学では、義務教育期間であるため、美術の時間が週に4時間あるほかは、一般の
学校と同じような教科指導が行われますが、もちろん、美術高校に進学するための
準備として、様々な体験を通して美術の楽しさを学ぶ独特の美術教育も実施されて
います。ただ、入学試験には実技試験はなく、1次が2科・4科選択、2次が2科のみ
で、ともに面接があります。
高校では、入学試験に実技試験があり、入学後はかなり専門的な美術指導が展開さ
れます。
そして高校卒業後は、女子美術大学をはじめ、約90%が美術系の進路を選び、社会
に出てからもアーテイストとしてだけではなく、企業の広報・デザイン等、様々なジャン
ルで、広い意味での芸術分野の仕事に携わっていく人が大半です。
今年の6年生で、関心をもつ塾生がいるため、久しぶりに同校を訪れました。
絵心のまったくない私は、子供の頃から、絵の上手な人を羨望のまなざしでみてきま
した。いつかは白いキャンバスに自分の思うような絵を描いてみたい、とは思うのです
が・・・。
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