成蹊中

2017/06/05

創立105年になる伝統校です。

イギリスのパブリックスクールをモデルとした校風

で、「個性の尊重」「品性の陶冶(とうや)」「勤労

の実践」を建学の精神に掲げています。

吉祥寺からバスで8分、徒歩では20分で小中高大の

集まるキャンパスの入口に到着し、そこからさらに

徒歩で10分でようやく中高の校舎にたどりつきます。

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風薫る季節に、鳥のさえずりをききながら木立の中

を歩くのは気持ちいいですが、遅刻しそうな時は大

変でしょうね。

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成蹊は、応募者が、15年⇨666名 16年⇨800名

17年⇨843名と、人気上昇中です。

最近の「共学志向」の高まりが背景にはあります

が、何といってもこの学校は、「誇れるコンテン

ツ」が多いのが特長です。

成蹊は「付属校」ではありますが、他大学への進

学者が多い「進学校」でもあります。

成蹊大学への進学率はもともと約50%でしたが、

ここ数年はさがり続け、今では約20%になってい

ます。

他大学の合格実績は、東大5、東工大6、早大47、

慶大40、上智大42となかなかのものです。ガチガ

チに受験指導をするということはないですが、生

徒が自発的に取り組むように促しそれを応援する、

というようなスタイルです。

また、医学部を目指す生徒が伝統的に多く、52名

が合格しています。主観ですが、親が医者という

生徒が他校よりも多いかもしれません。

「実践」を重んじた「本物の教育」を行うことを

大切にしていて、知的好奇心をくすぐる企画が126

もあります。部活は運動系、文科系ともにとても

さかんで、設備も充実しています。

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今回「理科館」「造形館」を見学しましたが、水

族館のような生物室、家具工房かと見間違うほど

の木工用の設備、焼き物を焼く窯など、自らを

「マニアック」と呼ぶ本格的な施設には圧倒され

ました。「生徒がケガをすると危ないと予想され

ることはしない」という昨今の風潮は、この学校

には無縁のようです。

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国際交流にも力を入れていて、昨年、留学した生

徒は115名。留学の受け入れは58名です。

PLENUS卒業生で高校2年のNさんは、1年間

のオーストラリアでの留学を終えて今春帰国し、

先日報告に来てくれました。

上記のように、成蹊では実に多様な選択肢があり、

それぞれが高いレベルで実践されています。

そのうえ自由な校風で、長い歴史の中で培われて

きたクオリティの高い「品性」は、新設校には決

してまねのできないものと言えるでしょう。

今春入学したのはK君。

なかなか志望校が定まらず、お母さんや本人と相

談しているうちに、「自由な校風で、共学がよく

て、知人のいない遠い学校」がいいということに

なり、ならば成蹊だと私から提案しました。

K君は3人兄弟(次男・三男がPLENUS生)

で、長男が広尾学園、次男が早実と3人とも共学

ではありますが、全く異なるタイプの学校に在籍

しています。

もう少し近くにあれば、PLENUSから受験す

る人が今よりは多いでしょうね。

日頃、私がよく言ってることですが、「距離」だ

けで学校を選択してしまうのは、本当にもったい

ないなと思います。

 

 

 

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