高校2年生までは別学、高校3年生では共学という形態で、
大学受験を目指す体制がととのう進学校です。
野球部が甲子園で「優勝」したり、東大合格者数が100名を
超えて「全国3位」だったりと、何かと世間に話題を提供
してきました。
1学年の人数が、高校ではゆうに1000名を越すため、よく
「マンモス校」と言われていて、ネガティブな印象を与え
てしまうことがありますが、学校側は「スケールメリット」
を打ち出しています。
確かに多岐にわたる部活動、世界的に有名なオーケストラ
も演奏可能な設備を持つシンフォニーホールをはじめとし
た多彩な施設等は、小規模校にはできないメリットです。
「進化する」桐蔭は、昨年から「AL(アクティブラーニン
グ)」を導入し、授業の大改革を進めています。
今までは、人数が多いゆえに学校から生徒に「与える」
傾向が強かったという自戒から、生徒が「能動的」に取り
組み自ら考える姿勢を持つことができるように様々な工夫
をこらしています。
もちろん、これは2020年の大学入試改革を意識してのも
のでもあります。
そのことをさらにすすめていくために、2017年の中学入
試から「AL入試」を行うことにしました。
2016年は1日・2日・2日午後・3日・4日に入試を実
施しましたが、来年から4日の入試を「AL入試」に変更
します。
入試科目は次の通りです。
➀算数基礎(教科書レベル)→100点満点
➁思考力問題(映像による講義を受講した後に、それに
関わる問題を解く)→100点満点
➂面接(5名の集団面接で自己PRを行う)→50点満点
「人数が多すぎる」「授業料が高い」などで敬遠する方
もいらっしゃいますが、「受験機会の多さと多様性」
「受験指導体制の充実」そして「近いこと」など、魅力
的な点も多くあります。
先入観で考えずに、学校の「今」を見て、ポジティブに
捉えていただくことで、「成功する中学受験」に近づく
のではないかと思います。