赤坂にある創立110周年をむかえた伝統校で、「サザエさ
ん」の作者の長谷川町子さんも卒業生です。
名門校として確かな地位を築いていましたが、他の学校が
次々と改革を進めていく流れに乗り遅れて、気がつけばか
なりポジションを落とし、応募者も減少していきました。
そこで、2011年に隣接する短大を閉鎖し、学園のすべての
資源を中高に集中させて再生のための改革を行う「山脇ル
ネサンス」をスタートさせました。
まず、短大施設を改修して「イングリッシュアイランド(
EI)」と「サイエンスアイランド(SI)」を創設しました。
英語や自然科学に親しみを持って積極的に参加させる工夫
がされています。
また自習用の「自学館」やホール、カフェテリアをつくり、
ハード面で際立った改革をおしすすめていきました。
ただ新しいものをとりいれるだけではなく、伝統校ならで
はのスタイルも維持して、深い教養を身につけた女性を育
てることを実践しています。
説明会では、主要5教科の学校の方針とそれに基づく入試
問題のありかたを話していましたが、十分に練られた納得
のいく説明でした。
受験界でもこの動きは注目を集め、説明会に参加した人の
評判を聞いて多くの人が同校に足を運ぶ用になりました。
応募者も2012年1390名⇨2013年1912名⇨2014年1997年と
大幅に増加し、それを維持しています。
学園も、千載一遇のチャンスととらえ、これからも様々な
手を打っていくようです。
在校生に中学2年のYさんがいます。
Yさんのお姉さんは勉強が大変なことで知られる洗足に在
籍していますが、それ以上ともいえるほど、学校側は課題
を出すので大変だとのことでした。
17年前に93歳で他界した私の祖母も、同校の出身で、女学
校時代の話しをよく話していました。
当時は、かなりのお嬢様学校だったようです。
ずいぶん前の話しですけどね。