横浜線の中山駅からゆるやかに坂をのぼっていくと、神大の
緑豊かな校地が見えてきます。
今年で開校30周年を迎える同校は
「質実剛健」「積極進取」「中正堅実」
の建学の方針をかかげています。
「付属」とありますが、神奈川大学に今年進学したのは
わずか1名。2014年は、国公立・早慶上智理科大・MARCH
レベルの大学に「入学」した生徒が、全体の60%以上になる
「受験校」です。5年前は約40%でしたので、めざましい進
歩といえます。
ただ、受験学習ばかりに追われるのではなく、充実した学校
生活をおくらせることも同校の方針で、様々な工夫がなされ
ています。
他校で多く見られる「特進コース」「習熟度別クラス」を設
けないのも特色です。(であれば、入試で「特待生」を出さ
ないでほしいとも思いますが)
今年まで、入試は2日・4日・6日の3回実施してきました。
特に6日の試験は実質倍率が14年は14倍、13年は22倍、12年
は17倍ときわめて高く、合格は困難をきわめました。
2015年は日程を2日・3日・5日に変更します。
理由を入試担当の先生にたずねたところ、受験生が早めに入
学を決める昨今の状況を考えて、とのことでした。
2015年は、それまで6日に入試を行っていた法政第二(⇨4
日)、カリタス(⇨5日)も前倒しをすると発表しているの
で、ますます日程短縮の傾向が強まりそうです。
PLENUSから今年合格した塾生は4名。
そのうち2名が、「第一志望」で入学しました。
同校に入学後に、充実した学校生活を送ることができている
卒業生が大半です。
広々としていて、共学校で、実績が上昇中の進学校で、のび
のびとした校風、と聞けば、魅力を感じる人が多いのも当然
ですね。