4年ぶりの訪問になります。
国立駅と谷保駅を結ぶ並木道は、いつ来ても趣があっていいですね。
「自由と自主性」を尊重する同校は、その教育理念の具体化を図るため
に、校舎の改築に着手しています。
「次の学びプロジェクト」と題するその内容は、
*学問の探求
*環境との調和
*生徒同士の共鳴
校舎の建築は何段階かありますが、6月からその第一弾である「教科教
室棟」の使用が始まります。
同校らしく、あえてグランドはつぶさずに校舎建設を行うために段階を設
けたとのことでした。まだ仕上げの工事が行われているその教室を、先生
に案内していただきました。先生も初めて入るそうです。
デジタルプラネタリウムも設置された新校舎は、最新の装備を備えたハイ
テク棟で、もちろん言うことなしの仕上がりです。
桐朋というと、落ち着いた佇まいの校舎をイメージしましたが、これから訪
れる人は、異なる受け止め方をしていくのでしょう。
かつては、700人近くいた応募者も、ここ数年450人程度が続いていて、
偏差値も以前ほど高くはありません。
何せ、かつては「2科目受験の最難関校」で駒東とほぼ同等の難度でした
から。
説明会で、入学してほしい人物像として、「粘り強く」「好奇心にあふれ」「じ
っくりと考える姿勢」をもった児童をあげていました。
同校を希望する子は、自由で活発な校風に憧れる場合が多いと思います。
ただ「自由」とは、勝手きままに振る舞うことではなく、自己規制をできる人
だけが謳歌できるものであることを肝に命じてほしいものです。
それができれば、充実した桐朋ライフになるはずです。
来週の土日は「桐朋祭」です。
関心のある方は、桐朋の今を、この目で確かめて来てください。
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