先日、広島県で、塾帰りの小学生の女児が連れ去られそうになる事件が
ありました。幸い、タクシーの運転手のお手柄で解決しましたが、塾生の
「安全確保」は、常に塾にとって大切なテーマの一つです。
大手塾では、カードリーダー式の入退室管理システムを採用している所
が多いようです。このシステムは、生徒が塾に来た時や帰る時に、カー
ドリーダーにカードを読みこませて、保護者の方にメールを送るものです。
この手の製品が出始めた7〜8年前に、PLENUSとしてもすぐに導入を
検討し、代理店に機械を持ってきてもらって試してみたことがあります。
しかし、機械の誤作動が起こり得ることと、皆さんもご経験があるかと思い
ますがメールがきちんと届かないこともあることを考えて、導入を見送りま
した。
PLENUSでは、授業の始めに出席をとります。欠席や遅刻の塾生につき
ましては、あらかじめ保護者の方からご連絡をいただくことになっています。
出席をとった時に、連絡がなく、まだ来ていない塾生には、こちらから必ず
ご家庭に連絡をします。PLENUSの先生は、すべての塾生の顔と名前を
知っていますので、機械に頼るよりこの方が安心で確実です。
スタッフが生徒の顔を覚えきれていない場合が多いと考えられる大手塾で
は、このようなシステムの導入もやむを得ないと思いますが、機械任せに
すると危険だという認識は必要でしょうね。