2017/06/19
小田急線の経堂にあるプロテスタント女子校です。
これまでPLENUSからは65名が合格。
特に今年は9名が受験して全員が合格し、7名が
入学しました。
今回の塾の先生を集めた説明会では、育てたい生
徒像として、
1、個として自覚に目覚めた女性。
2、平和への不屈の意志をもつ女性。
3、いのちを育てる楽しさと貴さを知る女性。
を掲げていました。
その女性を育てるための恵泉の教育の基盤として、
「聖書」「国際」「園芸」があげられます。
中でも、他校にない特徴的なものが「園芸」です。
校門を入ってすぐ左手に「畑」があります。
ここで、土をいじりながらの園芸実習があります。
その活動を通して、いのちを慈しむ心を育ててい
きます。
恵泉には、「制服」がありません。また、生徒会
活動も生徒に委ねられ、生徒には自立と責任ある
行動が求められます。
校舎で一番、目を引くのが「メディアセンター」
です。
ここは、生徒の自立的学習を助けるための情報セ
ンターで、ガラスばりの天井から日がさすふきぬ
けの構造になっています。
蔵書9万冊を誇る図書室や、コンピューター教室、
生徒が自由に使える学習室がそなわっています。
その広々として明るい空間に魅力を感じて、受験
を決めたPLENUS生は少なくありません。
ただ、グランドを広くとるより畑を優先させた?
と思えるほどグランドは狭く、校庭で思い切りス
ポーツをしたい、という人には不向きかもしれま
せん。
2016年からは理系教育の一環として「理科探求実
験」や「サイエンスアドベンチャー」をスタート
させました。理科系の教育を支える実験室や園芸
設備は、女子校としてはかなり充実しています。
「英語の恵泉」と自らを呼ぶほど、英語教育には
力を入れていて、ネイティブスピーカーによる授
業はもちろん、少人数に分かれての習熟度別授業
やスピーチコンテスト等も行っています。
恵泉はプロテスタントの学校なので、毎朝、フェ
ロシップホールで礼拝を行いますが、その講堂に
はパイプオルガンが備わっています。直接、聴い
たことはありませんが、重厚な響きが講堂に流れ
るのでしょうね。
恵泉はかつて「難関校」でした。
今では偏差値的なポジションは以前のようではな
くなりましたが、「底力」のある学校です。
伝統を重視しながらも、新しい教育界の流れをと
りいれて、今後、変化していく可能性があると感
じました。
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