曹洞宗の僧侶養成機関を母体としてつくられた
学校で、仏教の精神を柱とする教育が行われて
います。そのため朝礼の時の檀上の仏像への拝
礼や、曹洞宗の大本山である永平寺や総持寺で
の一泊参禅などの仏教にまつわる行事がありま
す。学校に入るときに校門の前でお辞儀をする
ことをはじめ、礼節を重んじた指導をしていま
す。
100年以上の歴史をもつ伝統校で、以前は「柔
道」が有名な学校でした。
1983年に現校名に改め、1995年から中高一貫
体制をとる等、一連の学校改革を行い、現在の
ような進学校へと発展していきました。
2019年入試で、2月1日の午後に「算数」一
教科入試を採り入れ425名の応募者を集めまし
た。2020年では544名とさらに増加し、他の
日程も軒並み応募者が増えて、結果偏差値も
3~4ポイント上昇しました。
この人気に拍車をかけるのが好調な大学進学
実績です。2020年は、東大11(8)、一橋大
8(6)、東工大11(9)、早大84(73)、
慶大75(64)と難関大に多くの合格者を出し
ました。207名の卒業生のうち現役進学者が
73%と高いのが特徴です。( )は現役合格
者です。
2020年に同校を卒業したPLENUS生のK君は、
東工大に現役で進学しました。コツコツとひ
たむきに学習に取り組むK君でしたが、その
スタイルが同校に合っていたのでしょう。
2021年より、中1から「本科コース(160名)
」「理数コース(40名)」の2コース制にす
ることを発表しました。
入試の際に、理数コース希望者の算数・理科
の得点を倍にして計算して合格者を出します。
理数コースの合格ラインに達していなくても
本科コースでの合格があります。
入学後は、本人が本科コースへ変わることを
希望しない限り、6年間理数コースに在籍し
ます。中2からはもともと特進コースがある
ため、特進1、本科3、理数1の5クラスに
なります。
2021年用の同校のパンフレットの表紙を飾る
のが、PLENUS生卒業生で中2のA君(制服姿
の向かって左端)。今は特進コースに在籍し
ていて、今回は担任の先生から指名されての
登場です。
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