1882年に女子裁縫専門学校としてスタートし、1948年
に池袋に移転して豊島岡女子学園となりました。
池袋から徒歩で7分ほど、オフィスビルが立ち並ぶ一
角に所在します。
毎朝5分間の「運針」を今でも続けていますが、「勤
勉努力」を掲げる同校にあって、一日の始めに無心に
なって気持ちをととのえ、集中力を養い、基礎と積み
重ねの大切さを学ぶこの運針は欠かせない一時です。
相手を思いやる心を育み、品位あるたち振る舞いをす
る女性になるために「礼法」や「マナー」を重視して
います。
以前に比べて著しく難化した学校で、現在は偏差値
70と首都圏最難関の女子進学校の一つに数えられま
す。入試日程が2日・3日・4日のため、1日の桜
蔭・女子学院・雙葉と併願する受験生が多く、学校
もそれを前提に受験生を受け入れ、入学者の質の向
上をはかり、メキメキと実績をのばしてきました。
2017年の大学入試では、東大21名(2016年は41名)、
東工大11名、京大9名、早大118名、慶大88名の他、
医学部には132名という素晴らしい合格実績をあげ
ました。
校風を反映して、生真面目に努力を積み重ねるタイ
プの生徒が多く、彼女らをしっかりと先生がサポー
トする面倒みのよさが評判で、最近では桜蔭や女子
学院に合格しても豊島岡を選ぶ人が増加しています。
立地ゆえ運動場がせまく運動系の部活は限られます
が、何度も全国大会に出場しているコーラス部、囲
碁部、書道部をはじめ部活はさかんで、全員がいず
れかの部に所属し、最終下校時間の17時(冬は16時
40分)までの時間を工夫しながら活動しています。
PLENUS卒業生は、高校2年にAさん、高校1
年にUさん、中学2年にHさんが在籍しています。
3人とも共通するのは、しっかりと努力を重ねる
タイプで、PLENUS時代はその学年のトップ
クラスの成績をおさめ、豊島岡を第一志望として
いたことです。
池袋まで電車に乗る時間が長いですが、Uさんは
その時間を利用して学習に勤しみ学年上位一ケタ
の成績を維持しています。
またHさんは、入学直後は身体が小さく不慣れな
通学の負担を軽減するために、1学期の間はロマ
ンスカーを使って通学していました。
塾の先生を集めた説明会の後は、カフェテラスで
生徒用のランチをいただくのが恒例で、今回も楽
しみにしていました。
「お楽しみランチ」のメインは、「肉団子と春雨
のサンラータン煮込み」でアイスクリームのデザ
ートがついていて、とても美味しくいただきまし
た。豊島岡生はこの食事でパワーを得て、ガッチ
リと勉強に部活に取り組んでいるのでしょうね。
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