かつて女子校だった東横学園が共学校としてリニュ
ーアルし、2010年に都市大等々力として開校しまし
た。学校が掲げるのが「nobless oblige (高潔な若人
が果たすべき責任と義務」と「グローバルリーダー
の育成」です。
「実体験」から学ぶ実験を重視した理科教育(SST)
をはじめ、電子黒板やタブレットを導入したICT、
グローバルリーダーを育てるための英語教育やGL
講座等、開校当初から新しい教育の手法をとりいれ
てきました。
しかし校長先生は、塾の先生を集めた説明会で、A
L(アクティブラーニング)は教師の力量によると
ころが大きく、下手にすれば単なる遊びの時間にな
ってしまうし、ICTにしても使いこなすことは大切
だが結局は人が直接働きかけることにはかなわない
等、あえて「アナログ」な手法の大切さを主張して
いました。
超難関校や伝統校以外の学校が、AL、ICT、GLOBA
Lと口をそろえる中、そろそろこのような論調が出て
くる頃だなと思ってました。
学校は進学校として、学習指導に力を入れています。
毎朝、英数国の到達度テストを実施。
すぐにアナライズセンターで採点・分析して、基準
点に満たない生徒には補習を行います。
高等部では、放課後に学校の先生だけでなく予備校
講師による講座も組まれています。
また、校舎の1フロアーを自習用のスペースにとり、
夜8時まで利用可能にしていていますが、大学生の
チューターが常駐することもあって、多くの生徒が
残って学習しています。
今春、中高一貫3期生が卒業しましたが、現役では
東北大に1名、東京外語大に4名をはじめ国公立大
に43名、早大に34名、慶大に9名、上智大に18名と
はやくもよい成果を出し始めました。
また、お母さん方にはうれしいのが、中学校の3年
間が「給食」であることです。
忙しいお母さん方にとっては、魅力的ですね。
ようやく軌道に乗り始めたところですが、近くには
同じスタイルを目指す三田国際もあり、これからが
注目です。
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