フェリス女学院

2009/11/09

石川町駅を出て通りをわたり、急な階段をクネクネと登っていくと、そこにフェリスの校舎があります。

本年の文化祭は、インフルエンザの流行の影響で、一般公開が中止となりました。

今日の説明会は6年生対象ということでしたので、おそらく参加者の大半がすでに何度か同校を

訪れ、ある程度学力的な裏付のある第一志望者だと思われますので、人数も程々で、淡々と説明

会が進行しました。

説明の前半はキリスト教と教育・生活についてで、保護者の方に「一人の人間としてどのような女

性になってほしいか」を問いかけ、また、「for others」の精神に基づく「まことの自由の追求」をめ

ざす同校の方針が示されました。

進学校しにしてはめずらしく文系・理系のコースわけはなく、すべての生徒に広く偏りのない学習を

自主的に行わせるようにさせたいということで、思っていた通り、大学進学指導については、多くを

語りませんでした。

栄光学園と同様に、させなければ学習をしない子には向かない学校で、保護者の方もまた、難関

大学に向けた受験指導をこの学校に過度に求めてもいけないと思います。

フェリスの精神年齢の高さが求められる国語や、全分野に渡って幅広くしっかりとした知識が必要

な社会・理科の入試問題を見ると、同校の求める人物像がわかります。

また後半は入試の手続きについての説明でしたが、特に願書提出について、受験番号順に行わ

れる面接にそなえて早い番号をとるために初日の早朝から並ぶ方について、そんなにはやくから

来てとらなくても、面接の時間が大きくかわらないことを強調していました。

デコレーションすることのない、等身大の説明は同校の自信のあらわれでもあり、私には好感が

持てました。

今日もまたせっかく石川町まで来たので、中華街に寄ってランチをとりたかったのですが、午後か

ら6年生の授業があるため、説明会後はすぐに教室に向かいました。

フェリスの合格発表はここで行われます。

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