大妻中

2012/09/25

「大妻」と名のつく学校は、大妻、大妻多摩、大妻中野、大妻嵐山と、首都圏に4校

あります。今年のPLENUS生は、そのうち、1名が大妻中・大妻中野中に、そして

4名が大妻多摩中に合格し、大妻中と大妻多摩中に1名ずつ入学しました。

PLENUS生が大妻中に入学したのは久しぶりで、以前に入学したHさんはその後、

早稲田大学法学部に進学し、今はもう社会人になっています。

大妻中は、大妻創立者の大妻コタカさんによる「恥を知れ」という校訓をかかげてい

ます。自分を戒めて、社会に貢献できる自立した人材になるようにとの意味がこめ

られているそうで、これは他の3校も同様です。

塾対象説明会では、まず、同校は進学実績をあげることを第一の目標としている

わけではなく、校訓をさまざまな活動で実践していくことを重要に考えていると、

教頭先生が説明されていました。

ただ、以前は大半の生徒が大妻大・短大に進学していたのが、今は他大学に

進学を希望する生徒がほとんどとなったため、進学指導にも重点をあてている

とのことでした。ちなみに本年度は、卒業生約280名中、大妻大に進学した人

は12名です。

毎日のように行われる小テストや補習、たくさんの講座が設定される季節講習、

一人一人の夢を育てる進路指導が、大学受験を支えています。

千代田区三番町という立地のため、グランドはなく、運動はもっぱら体育館やテ

ニスコート、そして隣接する大学の施設を利用して行われます。

陸上部の生徒は、場所がら、皇居のまわりを走って練習しているそうです。

入試は、1日・2日・3日と3日間連続して行われます。

主な併願校は、1日は豊島岡・青山学院、2日・3日は女子学院・雙葉・学習院

女子・頌栄女子・共立です。最近は第一志望者も多く、3日間とも受験した人が

67名いました。複数回受験者には、繰り上げの時に優遇措置があります。

PLENUS生にとっては、大妻多摩の方が近いため、親近感があると思います。

ただ、同じ大妻系列でも、大妻多摩の方がもっと「進学指導」を前面に出してい

るような印象を受けますし、立地も郊外にあるため、広くのびのび運動もできる

点が違いますね。

都心は都心のよさもあると思います。まわりにいろいろな学校や施設があるた

め、なんといっても「刺激」に満ちています。

都心か郊外か、という選択には、保護者の方の「土地勘」が大きく影響をあた

えます。それぞれのメリット・デメリットを、自分の目で見て、心で感じて、冷静

に判断することをおすすめします。

 

 

 

 

 

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